黒田 鈴尊 KURODA Reison

尺八

人間国宝・青木鈴慕、青木彰時に師事。早稲田大学人間科学部、東京藝術大学音楽学部、同大学院卒業。NHK邦楽オーディション合格。第二回利根英法記念邦楽コンクール最優秀賞受賞。

NHK Eテレ「にっぽんの芸能」出演。TV、ラジオ、CDなどへ録音提供多数。韓国・百済文化祭にて朴範薫作曲の尺八協奏曲”流”のソリストを務める。山本和智作曲の尺八協奏曲“Roaming liquid for shakuhachi and orchestra”を世界初演。2016年ベルギーで開催の国際現代音楽祭ARS MUSICAにソリストとして招請され、武満徹作曲"November Steps"、Claude Ledouxによる新作尺八コンチェルト他を演奏予定。

アンサンブル室町(第13回敬三賞受賞)、邦楽四重奏団(NHK FM"邦楽のひととき"出演。1stCDをコジマ録音/ALM RECORDSよりリリース)メンバー。

Q. これまでに受けたレッスンのなかで、一番印象に残っているレッスンのことを教えてください。

A. ある一つの技法のみ、マンツーマンで2時間教えて頂いたレッスン、音を出すことの根本、楽器と身体が響くポイントを探ったレッスン、楽器を持つことなく、呼吸や身体の緩め方についてのみ追求したレッスン、その3つです。

Q. 影響を受けたアーティストは誰ですか?

A. 沢山いすぎて困ります…影響と憧れの区別がつけ難いのですが、海童道祖と師匠の青木鈴慕師の音は、毎日、聴くか頭でイメージするか、します。尺八奏者以外からですと、トランペットのマイルス・デイビス、サックスのスティーブ・レイシー、阿部薫、など、それまでのジャンルの領域を打ち壊した上で「自由」を感じさせてくれるアーティストに憧れます。

よく聴く、もしくはピアノ時代に弾いた作曲家は武満徹、メシアン、ショパン、バッハ。ピアニストのサンソン・フランソワの楽譜を超えるか自分が書いたかとも思われるほどの即興性溢れる演奏や、チェリストのヨーヨー・マなどのジャンルのボーダーを越えてなおいつも説得力のある歌を表現する名プレイヤーにはいつも憧れ、影響を受けております。

他にも仏師の円空、映画監督のタルコフスキー、DJの田中フミヤ、韓国のシャーマンで伝統音楽家の金石出など、その表現に触れると、いつも使っていない脳細胞が活性化されるような表現者たちから影響を受けています。自分も、自分が影響を受けたような音楽家になりたいと日々精進、一生修行の最中です。

Q. 演奏活動をするうえで大切にしていることは何ですか?

A. お客様、空間、場を、わくわくさせたい。その場限りで二度と戻ってこない時間、音楽の刹那を共有したいです。自分が200%感動して演奏することで、お客様に100%感動してもらいたいですね。