村津 瑠紀 MURATSU Tamaki

ヴァイオリン

東京藝術大学音楽学部附属音楽高校を経て、同大学首席卒業、同大学院修了。福島賞、安宅賞、アカンサス音楽賞受賞。全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部奨励賞、ウラルスク国際コンクール第3位、松方ホール音楽賞大賞受賞。また原村・リゾナーレ室内楽セミナーにて奨励賞、ハイドン賞受賞。

JTが育てるアンサンブルシリーズ、プロジェクトQ第11章等出演。最近では、エピス・クァルテット第2ヴァイオリン奏者として姫路・赤穂国際音楽祭の関連コンサートにも出演。東京藝術大学音楽学部非常勤講師及び、藝大フィルハーモニア第2ヴァイオリン首席奏者。

Q. これまでに受けたレッスンのなかで、一番印象に残っているレッスンのことを教えてください。

A. ヴァイオリンを弾くことが楽しい、好きだと思えたレッスンがありました。もちろんヴァイオリンが嫌いというわけではありませんが、始めたのは3歳で記憶しておらず、物心ついた頃には弾くことが当たり前、日常生活の一部という感覚で育ってきたんです。近所に同じようにヴァイオリンを習う子もおらず、オーケストラも室内楽も高校に入ってから初めて経験。それまでの私の代名詞は、「安定」や「こじんまり」。そんな私を解き放ってくれたレッスンでした。あの時のレッスンがなければ、おそらく私は今ここにいないと思うほど。その先生には本当に感謝しきれません。

Q. 影響を受けたアーティストは誰ですか?

A. アルテュール・グリュミオーです。実際自分の演奏に影響があったかは分かりませんが、グリュミオーの音を初めて聴いたときの感覚はとても良く覚えています。今までに聴いたことのない音色で、とにかく美音、豊か、独特のヴィブラート。憧れました。その他、特定のアーティストというよりも、同年代の他人の演奏に触れることで、たくさん刺激をもらいました。コンクールであったり、大学時代の学内演奏会や、友人と組んだ室内楽など。これが一番勉強になったかも知れません。

Q. 演奏活動をするうえで大切にしていることは何ですか?

A. どのような本番でもいい加減な演奏はしないこと。クラシック以外にもポピュラー曲などを演奏したり、アマチュアの方と演奏する機会もあるのですが、曲や場所は関係なく、自分の出来る限りのことをしようと思っています。また、近年心掛けていることは、謙虚な気持ちを忘れず感謝すること。演奏会ではどうしても演奏家が表立ってしまいますが、実は裏方のほうが大変だと思うんです。例えばオーケストラでのステージマネージャーや事務局、ライブラリアンなど…彼らのサポートのおかげで、私たちは演奏することだけに集中出来ます。このことを忘れないことで、より良い演奏へと繋がっていくとも思っています。